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プロローグ
「亜留 ちゃん、すごいね、今日もこんなに肌がすべすべですごくいい匂い……」
ホテルの一室で、はあはあと熱っぽい息に上ずった男の声が混じる。男の下では艶めかしい裸体を晒した青年が微笑んでいた。
「ん、ねぇ……僕のおちんちん、もうこんなだよ……中にいっぱいほしい……」
シーツの上に髪を乱しながら、青年は呟く。はしたなく開かれた脚の間では、濡れたペニスが反り返っていた。
「今日も生中出ししていいの……?」
男が息を飲みながら訊くと、青年は頬を上気させて頷いた。
「うん、僕、中出ししてもらうのすっごく嬉しいから……お店には内緒にしてね……?」
甘えた声に、男はもちろん、と答えて青年の脚に手をかけた。張り詰めたペニスを青年の奥まった穴にあてがうと、ずぶずぶと腰を沈めていく。
「あーっすごいよ亜留ちゃん……! 中トロトロだぁ……!」
「んっあっあっ生ちんちん好きっ……嬉しい……っ! いっぱいずぼずぼしてぇっ……!」
淫らな青年の誘惑に、男は夢中で腰を打ち付け始める。ばちゅばちゅと蜜が飛び散らんばかりの激しい音が立った。
「ああっあっ奥っ奥いいっ……ねえ奥にいっぱい出して……っ! 全部出してぇ……っ!」
青年は身悶え、喘ぎながらそう訴えた。そのペニスからは涙のようにぽたぽたと透明な滴が垂れている。桜色の滑らかな太ももは震えて、男をいっそう興奮させた。
「亜留ちゃんっ! 亜留ちゃんのお尻すごいよっ……! 俺のちんこにしゃぶりついてくる……っ!」
「だって中にほしいよぉっ……お願い精子びゅっびゅってしてぇ……!」
青年の声に誘われたように、男は強く腰を押し付けて、身を震わせながら射精した。青年の喉からたまらない声が漏れて、そのつま先が空を蹴る。
「あっ……あっいっぱいっ……精子いっぱい出てるぅ……好きぃ……っ」
「うっ……亜留ちゃん……っ、そんなにちんこ搾らないで……っ」
「やっだめ……精子嬉しいから我慢できないよぉ……!」
ベッドの上で絡み合う身体は、濡れて乱れながらなかなか離れようとしなかった。青年のそこは明らかに名器で、男を放そうとはしなかったし、男もまた青年の身体の妖艶さに酔っていた。
男の精をひたすらに搾り取った青年は、行為が終わった後も名残惜しそうに男のペニスを赤い舌で舐め続けた。
「……亜留ちゃんはなんでそんなに綺麗でえっちなの……? いっぱいお店に出てるのに、肌も髪もつやつやで……疲れたりしない?」
ぼんやりとした表情で男が訊くと、青年はペニスに唇を当てたまま微笑んだ。
「全然。大好きなことしてもらってるのに疲れたりしないよ」
「えっち好きなんだ……」
「うん、えっちなことも好きだし、生のおちんちんはもっと好き。中にびゅーってされると、ものすごく幸せだよ」
「……めちゃくちゃえっちだね……」
ふふ、と青年は妖しく笑う。指で男の鈴口を撫でて、それを口に含んでみせた。
「亜留ちゃんはこのお仕事好き? 全然深い意味はないんだけど……」
「僕にそんな気遣わなくっていいよ。──うん、毎日いっぱいおちんちん食べられるから大好き」
「……変なお客さんとか、嫌なお客さんがいても平気? その、亜留ちゃんがお店辞めたらやだなって……」
くすくすと青年はおかしそうに笑う。その手はずっと男のペニスをもてあそんでいた。
「優しくないお客さんもいるけど、頑張るからご褒美に中出ししてくださいってお願いしたら、してくれる人けっこういるよ。そしたら僕頑張ってよかったぁーって思うから平気」
「じゃあ、絶対ゴムつけるお客さんだったら?」
「いじめないでって泣いちゃう」
「……亜留ちゃんすけべだな〜」
目を細めて笑う青年の手の中で、男のペニスは硬さを取り戻しつつあった。青年は上目遣いになって、男に向かって甘えた声を出す。
「ねえ、まだ時間あるから、もう一回これ僕のお尻にハメてもいい? 僕が動くから寝てていいよ」
「うっそ……大サービスすぎない?」
「だってさっき奥にいっぱい出してくれたから……僕が自分でおちんちんハメてるいやらしいところ見たいでしょ?」
「超見たい。亜留ちゃん最高すぎるんだけど」
「ふふ、また精子出してもらえるように頑張るね」
言いながら青年は男の上に跨って、局部がよく見えるように脚を開きながら、とろけた秘部にペニスを飲み込んでいった。
「ああっ……おちんちん刺さるのたまんないよぉ……!」
卑猥な言葉に濡れた音がかぶって、そしてまた部屋には荒い息遣いが満ちていく。きしむベッドの上で、青年は艶かしい肢体を惜しげもなく揺らして男の味に酔いしれていた。
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