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番外編 ポッ〇ーの日

注)現実では、どうぞ食べ物では遊ばないようお願いします。  俺は赤い箱から内袋を取りだし封を開けた。その瞬間、チョコレートの甘い香りが鼻腔を擽る。もちろん中にあるのは細い棒にチョコレートがコーティングされたアレ。 「ね、いっちゃん、今日何の日か知ってる?」  テーブルの向かいに座る幼馴染に聞けば、瞬きして首を傾げた。サラふわな黒髪がそれと同時に揺れ、その髪にキスしたい衝動に駆られる。  俺も十九歳。まだまだお盛んな時期。このやっと手に入れた女王様を日々どうやって悦ばせようかと常に考えを巡らせているわけで。そして今、有難いことに、そのレシピが俺の頭に振ってきたところだ。  当の本人はそんな妄想をされているなんて思いもせずに壁に掛けられたカレンダーを目でなぞり、ヒントを得るために躍起になっていた。が、結局見つからなかったのか、俺に向き直ると眉を寄せた。    「……知らない」 「知りたい?」 「……別に知りたくないし……」  意地っ張りな幼馴染はそう言いながらも不服そうに唇を尖らせた。その口にポッ〇ーの先端を差し込んでみれば、幼馴染は不満を抑えつつ手に取ってポキポキと折りつつ口の中に収めていく。俺は肘をついてその様子を眺めた。 「なに?」 「かわいいなーって」 「——っ」  一気に幼馴染の目尻が赤く染まり、まるでハムスターのような速さで残りのポッ〇ーを食べ終えた。 「良く恥ずかしげもなくそういう事言えるよな……!」 「いっちゃんは嬉しくない?」 「え……」    もじもじと下を向いた幼馴染は「嬉しいにきまってる……」と小さく零した。  なんだろう。幼馴染は俺を萌え殺すつもりだろうか。そんなこと言われれば、下半身に熱が集まってくるのは当然。  俯く幼馴染の横に移動して、肩を抱き寄せて耳元に口を近づけるとピクリと肩が震える。耳が敏感なのは十二分に承知だ。というか、初セックス時の悔しさから、幼馴染の体は|俺が(・・)全部開発し尽くしたと言っても過言じゃない。   「いっちゃん。今日何の日か教えてあげようか」 「? ……うん」 「ポッ〇ーの日」  顔を上げた幼馴染の開きかけた口にまたポッ◯ーを咥えさせると、俺はその反対側から齧りついた。ひと口ひと口近づいていく俺の顔を凝視する幼馴染の目は次第にキョロキョロと落ち着きをなくしはじめ、最後にはギュっと瞼を閉じてしまった。  お互いの唇が触れた瞬間、艶々の黒い睫毛がふるりと揺れる。あーかわいい。マジかわいい。  その勢いのまま押し倒し、幼馴染の口内を愉しみつつシャツを手繰り上げる。そこにある突起を爪で優しく引っ掻けば、弄んで欲しそうにすぐにぷくりと立ち上がる。遠慮なく捏ねて抓むと、ギュッと俺のシャツを固く掴みくぐもった喘ぎ声をあげていた幼馴染の腕からは徐々に力が抜け、絨毯の上に落ちた。  口を解放すれば、そこには目をトロンと蕩けさせた幼馴染の姿。   「ディープキスするにはチョコだけの方が良さそう。そう思わない? いっちゃん」 「……そー、た……?」  幼馴染が蕩けている間にズボンをパンツごと抜き去るのは毎度のことだ。幼馴染の完全に立ち上がったいやらしいチンコは冷気に晒されてフルフルと震えた。そんな健気な姿を俺は迷いなく口に咥えこむ。 「…ぁ、あ……やだっ……あぁ」  じゅぼじゅぼ音を立てる度に幼馴染の腰が浮いて嬌声が上がる。いつものツンツン声から一転して甘ったるい声。そのギャップだけでイケる。  唾液と幼馴染の先走りで濡れた後ろの蕾に指を這わせれば、快感を期待してか幼馴染の体がびくびくと震えた。これだけ反応してくれると開発し尽くした甲斐があるというものだ。 「ね、いっちゃん、ポッ〇ー好き?」 「……す、好き……?」 「なら、こっちからも食べたいよね?」    テーブルの上に置いていた一本をおもむろに見せてから、その先端でつんつんと蕾を突いてゆっくりと挿し込んだ。 「え、え、だ、だめ……!」 「いっちゃん、力入れると折れちゃうよ?」 「ぁ……やだ……っ」  抜き差しすればチョコレートのコーティングが解け始め、入り口の滑りが良くなる。その間も幼馴染は力を入れないように呼吸を繰り返す。どうしたらいいか分からないといった必死な表情をされて、虐めたくならないはずがない。  チョコレートが剥がれたプリ〇ツの代わりにまたポッ〇ーを入れ、それを何度も繰り返せば、解けたチョコレートの甘い匂いが部屋に充満してきた。   「いっちゃんのココ、チョコ美味しいって。ほら欲張りな子みたいに口の周りにいっぱいつけてる」 「や……ソータ、もう、ゃ……」    ヒクつく蕾が愛らしくて引き寄せられるように舌を這わせると、堪らなく甘く感じられた。差し込んだ舌をキューっと締め上げてくる中ももちろん甘い。でもそれはチョコレートの甘さだけではなくて、幼馴染が俺を受け入れてくれる場所だからだ。何もかも愛しい幼馴染の一部。 「いっちゃんのココ、凄い甘い」  舐めながら報告すれば、ひく、と喉がなる音が聞こえた。ハッとなって顔を上げると、幼馴染は目尻にたっぷりと涙を溜め、「ソータのばか!」と俺にクッションを投げつけてきた。もちろんそれを受け止めて、幼馴染の顔色を窺う。 「ごめん、いっちゃん、嫌だった?」 「…………」  違う。嫌なら幼馴染のチンコは萎えているはずだ。先ほどフェラした時以上にギンギンに立ち上がってるのを見れば、嫌でなかったことは一目瞭然。  俺の視線が自分のチンコに向けられているのを見て、幼馴染はくしゃりと顔を歪ませた。 「……の……じゃ……なくて、……」 「うん」 「ソータので……きもちよく、なりたいのに……っ」  どおおおん。  一気にボディブローを叩きこまれた気がした。  それと同時に理性がブチ切れる音がした。 「ソータ……? ——わっ!」  すべすべの太ももを引き寄せて欲望を一気に突き込む。幼馴染の悲鳴が上がるが、持っていかれそうな締め付けと俺と幼馴染の間で放たれたモノを見れば絶頂を迎えたせいだと分かる。  クタリと力の抜けた幼馴染を後目に痙攣を起こす内壁を抉り激しく抽挿を繰り返した。 「まって、や、イッた、から、イッたの、あっ」  俺を止めようと俺の腹を押し返してくる手には全く力が入っていない。それさえこちらを昂らせてるとは思いもしないのだろう。  奥を穿てば、何度もナカイキを起こして体を弓なりに反らせる幼馴染。  半分意識が飛びかけの幼馴染を抱き上げてキスを交わす。相変わらずたどたどしく動く舌を捉えて甘やかしてやると、幼馴染の腰は自然と揺れだし、自分のイイところに擦りつけ始めた。 「ソータ……ソータ……」  キスの合間にうわ言のように俺の名前を呼ぶ幼馴染が可愛くて愛しくてたまらない。俺の首に腕が回ると、いよいよ始まったと感じる。セックスの最中はツンの欠片も感じられないほど甘えてきて、俺の理性を何度でも吹き飛ばしていくのだ。 「いっちゃん、かわいい。かわいい」  何度も口を突いて出る幼馴染を愛でる言葉。かわいい以外に表現の方法がないほどかわいいのだから仕方ない。  そして今日も気を失った幼馴染を風呂に入れ、中出しした自分のモノを掻きだしながらまたムラムラして、風呂の中でもう一発してることは幼馴染には黙っておく。   「ソータ、水」 「はいはい、いっちゃん」  幼馴染はツンな女王様。  かわいくていやらしい姿を知るのは俺だけでいい。 「ポッ〇ーもう一回買ってきて」 「ん? あ、そっか、上のお口じゃほとんど食べてないもんね」  俺がそう言うと、かあああと音が聞こえそうなほど顔が赤くなり、同時にクッションが飛んでくる。 「ソータのばか!!!」  クッションを受け止めながら、幼馴染から向けられる愛をひしひしと感じるのだった。  番外編 END  

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