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第14話

クリスタルのハート 夜、お店を開くのが20時。 でもその前に準備があるから、19時には行く。 「マスターここ出るの何時?」 「今日は19時でいい。  それまで、ゆっくり休め。」 「なら、お昼寝しようよ。  いつも、病院で寝てたから、俺ちょっと眠い」 そうなんだよ、慣れって怖いw 「そうか、いいぞ」 そう言って、スマホのアラーム設定すると俺を抱き枕に、ベッドに入った。 寝てなかったみたいだし、いいけどさー、ドキドキして、俺が眠れないわ! って思ったけど、体温て気持ちいーんだね。 トロンって感じで眠くなった。 アラームが鳴ってる。 んー、気持ちいい。 いい匂い。 なんだっけ。 「さとる、痛いとこないか?」 「んー、ないれすよ」 はっと気づいた! ここ、マスターんち! そんで、一緒に眠ってた! 肩、痛いけど、まあ、我慢できる。 腰あたりを抱きしめられてた。 焦る! こんな時、なんかマナーとかあるんだろうか? その上、キスされた。 甘々で、恥ずかしい。 「さとる  好きだよ」 「ぅん、俺、も、マスターが好き」 「マスターじゃなくて、名前呼んでくれよ」 「んと、本田さん」 「名字!  一緒の名字になっても、本田さん?」 「え、あ!  かずしさん」 本当にそんな日がくるのかな? モテないわけないんだもんな。 お風呂に入りたいけど、この足に肩だから、う~ん 45Lのゴミ袋に右足入れて、濡れないようにして、肩は極力ぬらさないようにしないと。 頭は、美容院行ってくるかな~ て頑張ってたら、マスターが洗ってくれるって言って、一緒に入ることになった。 好きな人と入るって、ハードル高くね? もじもじしちゃうよ! パンツ、脱いで、ビニール袋して、とりあえず、洗えるところだけ洗おうとしてると、もうしっかり、ええ! 在りがちなパターンですよ! ちんこ洗われちゃうし、たっちゃうし! 初めて他人の手でされちゃったよ。 そんで、初めて、人の勃起したのを触ったよ! でも、気持ちよさそうなのに、なんか嬉しくなったよ。 やっと、俺でいいんだって、なんか安心した。 いっぱい、一杯、キスした。 乳首も初めて触られて、ぴりって痛かったりくすぐったかったり、その、気持ちよかったり。 「あっ、あっ、あっ」 もう、変な声しか出なくて、キモイって思われたらどうしようって、涙出た。 「ごめん!おれ、変な声しか出ない、全然、可愛くない」 「初めてを全部俺で経験してくれてるだけでも、可愛いよ」 「いいの?  へんじゃない?」 27歳にもなって、想像と現実ってこんなに違うって知らなかった。 ゲイビとかあるけど、なんとなく見れなくて。 一人で出すのも、淡泊だから、しなくても平気だったし。 なんか、これじゃ物足りない自分に焦る。 好きだから、したくなるんだってわかった。 今まで、しなくてよかったのは、好きな人じゃなかったからだったんだ。 初恋も、初体験も、全部マスターになるんだって、気づいた。 刺激強すぎて、目が回りそうだった。

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