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第45話 重なり合う ⑨

もう後戻りしたくないのなら、 後戻りできなくなるまで、求められたい。 俺の身体が、先輩なしではダメになるぐらい、 先輩も俺の身体なしでは、ダメになってください。 驚き言葉を失っていた神谷だが、 「好きだよ、晶。好きだ」 晶の内腿を啄むようにキスをすると、 その度に晶の中はピクリピクリと収縮する。 「俺もです…先輩…」 神谷は晶を愛おしそうに見つめ、 「ぅんん……ぁあ……」 ゆっくりと楔を出し入れする。 晶の中の暖かさと、神谷の楔の暖かさが体を包む。 「もっと…、もっと…突いて…くだ…さい…」 俺の弱いところを攻めて、 一番奥をついて… 「晶はわがままだな。かわいいよ」 そういうと、神谷は勢いよく楔を晶の後孔まで引き抜き、 「はぁぁ……ああっ…」 一番奥壁に神谷の楔がぶち当たるまで押し込まれる。 幸せなのと、快楽で晶のなかはうねる。 神谷の楔が晶の弱いところを、 内壁を、 押し上げるように擦り上げ、奥壁を持ち上げるかのように突き上げる。 「セン…パイ…、好き…、かみたに…、セン…ぱい…」 うち寄せる快楽の波に飲まれながら、喘ぎ声を押し殺し、何度も何度も神谷の名前を呼び、神谷のピストンに合わせるように、晶の身体も上下し、揺れる。

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