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第10話 妖艶 ④
「蓮さん、もう止められない…」
真司は自分の楔を蓮の中に入れた。
「ん、んん…」
入っていく振動と一緒に蓮の吐息が溢れる。
「痛くないですか?」
蓮の中はあまりにもしまりすぎていて、真司は自分の楔をどんな力でいれていったらいいかわからずにいた。
「もっと…もっときてください…真司…さん」
蓮は腕を伸ばし、真司の頬を包み込む。
「‼︎…蓮さん…それって…」
それって、本気で…言ってる…?
完全に真司の理性がぶっ飛んだ。
「あ、あぁぁ…‼︎」
真司に勢いよく、ぐっと押し込まれった蓮は大きく腰をそり返し、真司を受け入れる。
真司も打ち寄せる刺激に一瞬、意識が飛びそうになった。
このまま動いたら、確実に達してしまう…
しばらく蓮の中に入ったまま、じっとしているが、なかで真司の楔はドクドクと波をうっていて、なかなか落ち着きそうもない。
「しん…じ…さん…このまま…イッて…しまいそう…」
蓮は中をきゅうきゅうしめつけている。
「っく‼︎」
達してしまいそうな蓮の顔をみていると、真司の楔もますます敏感になっていく…
でもこのままなんて…
ゆっくりと真司は自分の楔を出し入れさせ始めた。
やばい…
もっていかれる…
こんな気持ち良さは初めてだ…
真司は蓮の顔をみると、息をさらに荒がえ、もう少しでイッてしまいそうな表情っだった。
「しん…じ…さん…もっと…ゆっくり…おね…がい…」
蓮はなみだを流しながら真司に困窮する。
「ごめん…おれ…手加減…できる…よゆう…なさそう…です…」
真司は一度抜きかけた楔を、ズンっと蓮の奥に押し込むと、急に勢いよく動きだした。
「あぁぁぁ…そこ…だ、だめ…」
刺激に耐えられないかのように、蓮は顔をしかめ、シーツを握り絞めた。
「きもち…いい?…」
真司も余裕がないほど気持ちがいい。
返事の代わりに、蓮は頭をこくこくと縦にふった。
それをみた真司はニヤリと笑うと、同じところを何度も何度も攻めていく。
「イく…イッて…しまう…しんじ…さん…!」
蓮の先端からは白濁した液体を弾けさせた。
やばい…抜かないと…
いそいで真司は蓮から抜こうとするが、蓮がイッあと脈打つ蓮の中はさらに締め付けられ、真司の楔を締め付ける。
このままだと…
「っく‼︎」
真司も達してしまう瞬間、蓮の中から楔を引き出し、蓮の腹の上に真司も白濁したものを発した。
頭が真っ白になり、腰から倒れてしまいそうだ。
ゆっくりと蓮の方をみると、自分の腹の上に飛び散った二人の白濁した液体を人差し指でくるくるとなじませ…
「二人の…混ざりましたね…」
真司の目を見つめながら、二人の液体を絡めた指を口に運び…舐め上げた。
もうこの人には…敵わない…
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