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第9話

琉は特に怪我もなかったが目を覚ましたのは夕暮れだった 夕日が眩しいのか目を細めこちらを見た 目を覚ましたことが嬉しくて声をかける 「琉⁉大丈夫かぁ⁉」 「…」 でも琉から返事が帰ってこない。起きたばかりでまだ寝ぼけてる?でもよかった…目を覚まして…あまりにも綺麗だから眠り姫みたいに何百年も何千年も眠り続けてしまうのかと思った…そしたら琉と遊べない…そんなの悲しいから 「お前急に倒れたからビックリしたよぉ」 泣きそうになりながら琉の顔を覗き込んだ 「琉起きたの?」 そうしてたら高い位置から優しい綺麗な声が聞こえた

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