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第12話

それから声の出ない琉は周りと距離を置き始めた 今思えば怖かったのだと思う。他と違い声が出ない自分がみんなとうまく遊べるのか… 相変わらずあの大きな木の下に一人でぼんやりとしている琉にしつこく話しかけるのが日課になった 他のやつは気付けば声もかけなくなってきたから二人きりになれる僅かな時間が俺の密かな楽しみできっとその頃から琉に恋してた

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