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第18話

その日はとても心配だったけどらなさんの言いつけどおりおとなしく過ごしていた 本当は琉の部屋にいて看病してあげたいのだけど俺にはできることないから 部屋で珍しく一人で退屈に時を過ごしていると部屋のドアがノックされた 「はぁい!」 扉を開けるとそこにはらなさんがいてソラを抱っこしてた 「あ!ソラ!どうしたの?」 「今ね琉の所に行ったらこの子が外から窓をカリカリしてたから窓開けて入れてあげたとこなの。この子が居てくれたら琉ももしかすると声が戻るかもしれない。だから今施設長にお願いしてきてみんながいいなら家族にするってことでみんなに聞いて回ってるの。この子がここにいてもいいかな?理苑」 琉の声が戻るかも?だったら… 「うん!いいよ」 また琉の可愛い声が聞きたい…だから頷いた その日からソラはさざなみの家族となった。 ソラはいつも琉と一緒だった。でもソラは人懐っこくてみんなが寄っていったら相手してくれてた ソラは琉といつも一緒にいるからみんなも自然とまた琉に声をかけるようになって少しずつだけど琉の笑顔が戻ってきた 嬉しかったけどまだ声は戻らない 俺じゃなくてソラがあの可愛い笑顔を出させてくれたんだって思うとちょっとずるいなぁって思ってた

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