20 / 138

第20話

ソラが来て時はたち俺は中学生になっていた その頃には琉への俺の思いは他の人たちと違うものだって気づいてしまっていた。 同性同士で恋愛をするなんて否定的な人が多いのも知った 何より琉の俺への想いは友愛であり俺とは違う… きっと、俺のこの想いが知られてしまったら俺は琉に軽蔑されてしまうかもしれない…嫌われてしまうかもしれない… それに気付いてしまったから好きなことを諦めようって思ったけどいつも一緒にいるのだ。施設でも学校でも風呂でさえも…だから諦められるわけがなかったのだ… 琉をおかずにして欲を放つ行為もだめだとわかりながらやめることができなかった。 このままではいつかボロが出てしまう…嫌われてしまう… 常に恐怖と戦っていた…そんなとき俺に転機が訪れた

ともだちにシェアしよう!