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第28話
「琉くんの作品。ずっと気になってた」
「ピアノ?絵?」
琉は声を持たない分いつの間にか毎日のようにソラの絵を書くかなにかしらピアノの演奏をして言葉にならない思いをそれに載せて表現し始めていたのだ
ここ最近は天才少年として注目されていて最近も雑誌で特集されたばかりだ。
「どちらもだ。絵画の展示と演奏会を開いて欲しいくらいだよ。彼にはまだまだ才能が眠っていると思うんだよね。彼をこの学園へ招きたい。そしたらもっと彼にとってもいいと思うんだ」
確かにこの学園の学習環境はとても充実している。
琉ももっと自信持ってくれるかもしれない
あいつは今でもとても控えめで前に出てくることはない。
あいつが雑誌に出たりしたのはさざなみにとってプラスになると思ったからだ。
自分のことより人のこと。そこも変わってない
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