「理苑！」 俺を呼ぶ声… 誰だ?職員の声ではないようだが… 光を背負って現れたのは… 「琉…」 愛しくてたまらない琉の姿。 良かった…声戻ったんだ…だったらこんなことが起こって良かったのかもしれない… 死ぬ前に琉の声が聞けて良かった。 …琉に弱さなんて見せられない…だからさっき諦めようとした弱い俺を閉じ込めていつものように君の名を呼んだ 「琉！二人とソラを頼む！」 琉に二人とソラを託す。祈るようにそっと… 頼む…やっと…二人が幸せになれるんだ…自由になれるんだ…だから…頼む…お前の大切なソラと二人を助けてくれ…