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第103話

そのままさざなみに向かいバタバタと忙しなく動くみんなを見つめる お母さんの希望でさざなみで葬儀を行うことになっていて俺も手伝うことになった。 そして… 「…天…」 「あ…理苑…おかえり…」 天を見つけた。最後に会ったときより窶れていた… 戸惑っているとレオがきた 「理苑。少し休憩しなさいってラナさんが言ってる」 「あ…うん…」 「またね。理苑」 天は寄り添うレオを見ると目を伏せ少し微笑んでみせた 「…理苑?…あれが…天?」 「…」 「…おいで」 レオに手を引かれ促されるままに一室に連れ込まれた。そしてそこで壁に押し付けられキスされていた 「…ごめ…レオ…俺…ごめんなさい…ごめんなさい…俺は…」 「…うん。わかってる。大丈夫…葬儀が終わったら天と話しておいで」 「ごめんね…」 「あーあ!やっぱ無理かぁ…弱ってるお前なら落ちてくれるかなぁって思ったのに」 「…レオ…」   「…理苑。また向こうに戻るときはしゃきっとしような!帰るまでは許してやるから」 「…う、ん」 「戻ろっか」  その後の通夜と葬儀は滞りなく終わりさざなみのみんなでお母さんの遺骨を囲んでお母さんの話をたくさんした。 本当に…立派な人だった…誰からも愛される…人のことを一番に考えてくれる人だった… さざなみの関係者だけじゃない…各所からお別れに訪れていたのをみてどれだけお母さんがすごい人だったのかを…改めて…思い知らされた… お母さん…沢山愛してくれてありがとう…

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