124 / 138

第124話

天は始めから言っていた通り授業や実習が詰め込まれ忙しくなっていった 俺が寝たあとに戻ってきて起きる前には出ていっていた。 それでもコミュニケーションはうまい具合に取れていて休みの日は二人で過ごした。   一緒に住んでいるのにすれ違いの日々。けれど不思議と前みたいに不安などはなかった 「理苑」 「おはよ。天。」 「ねぇ。琉何時に到着予定だったっけ?」 今日は琉と約束した日だ。 「昼の便だからまだ時間あるよ。」 「よっし!片付けやっちゃおう」 「…その前に…こっち来て…」 「ん?」 まだベッドの中にいた俺のもとへ天がやってきた。 「捕まえたぁ」 「えっー!ちょっと!」 天をベッドへ引き摺り込んでホールドした、 「おはようのキスは?」 「んもう!子供みたい!」 そういいながらもキスしてくれる天。我慢できなくて体を弄る 「昨日散々やったじゃん。歩けなくなっちゃうよぉ」 「…だめ?も少し…触りたい」 「あう…可愛い…それずるい…」 結局抱き合って甘い声を上げる天を堪能した 「理苑!もう!早く早く」 急いで身なりを整えて部屋の片付けをした。 琉が到着するまで後2時間だ

ともだちにシェアしよう!