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登場人物紹介

・昂遠(コウエン)→狼国(ロウコク)箕衡(ミコウ)に住む僧侶。 もとは豚国(トンコク)の軍に属していたが、戦いを通して目にする現実に疑問を持ち、軍を離れた後、猪国(イコク)に向かい修行を積み僧侶になった。 仏門に入ったわけではなく、ほぼ我流である。妖怪や人間を素手でバッタバッタと倒せるほどの腕を持つ。近隣の村々から夜盗や盗賊を倒してくれとの依頼が来る度に彼は自衛であるならお受けしようと話し、村人と共に賊を倒しまくる日常を送っている。そんな頃に諸国を旅していた妖怪、叭吟(ハギン)に出会い、友となり、やがて義兄弟の契りを結び、遠雷(エンライ)と言う名を贈った。 生真面目な性格で情にもろい。好き勝手に行動する遠雷に度々悩まされている。 遠雷とは過去に何度も身体を重ねているが、恋仲には至っていない。 ・叭吟/遠雷(ハギン/エンライ)→豚国(トンコク)出身。木簡の妖怪。 盲目でぼんやりとしか目が見えない。 彼の持ち主は書に書かれていた数多くの言葉を深く愛していたが、やがて夜盗の襲撃により木簡を抱いたまま息絶えてしまう。 持ち主の血をたっぷりと吸ったその木簡はやがて人の姿になり、妖怪としてこの世に生きる事となった。その時は自分の視界がぼんやりとしていた事に疑問を持ったことはなく、皆も同じだろうと思っていた。 後々になって、眼が見えていない事を女に指摘され気付くことに・・。 飄々としていて、昂遠(コウエン)以外の者に対しては感情を露にすることは殆どない。 気の向くまま風の吹くまま行動するため、ついて行く昂遠は大変らしい。 書を非常に大切にしており、竹簡や木簡を大事に扱わない場面に遭遇すると激高する一面も。昂遠(コウエン)とは義兄弟の契りを結び、義弟となった際、彼から『遠雷(エンライ)』という名を贈られた。 けれど「お前、叭吟(ハギン)はないだろう」と言われたことを根に持っており、わざと昂遠の名を間違えて呼ぶことがある。 色狂いで両刀使い。昂遠とは何度も身体を重ねているが、恋仲には至っていないようだ。 ・塵飛燕(ジン・ヒエン)→????

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