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第27話 フェロモンにあてられて… ④ 蒼sideーー

「ひゃぁぁぁ……」 後孔の入り口近くを、柔らかく暖かな蒼の舌が内壁を舐め回すと、指とは違う刺激が伊吹の身体の中をかき巡る。 尖らせた舌で内壁を、グッと押されると腰の奥底まで響き、伊吹の体液と蒼の口から溢れ出す液体と混ざれば、いやらしい音をかなで、 その度に伊吹の背中に電気が走り、後孔に蒼が息を吹きかければ、伊吹の腰が浮く。 絶え間なく与えられる快楽に伊吹の身体は、痙攣し、そして奥の疼きが最高潮に達した。 「蒼っ……おねが…いっ…挿れ…って……。むちゃくちゃ…に…つい…て……っ」 目から涙を、口からは液体を流しながら、身体全身が紅葉仕切った伊吹は、強請るように蒼に懇願する。 「っつ…‼︎」 蒼はそんな伊吹の姿を見て、ゾクリっと体を揺らした。 伊吹が俺を求めてる。 いつもより無自覚に蒼を誘う伊吹は、艶めく女神のよう。 「煽ったのは伊吹だからな……」 蒼は反りたった楔を、伊吹の後孔の入り口に当て、2回ほど浅く出し入れしたかと思うと…… 「あああぁぁぁぁ……」 一気にズンッと伊吹の一番奥の壁まで押し込んだ。 トロトロに蕩けきりながらも蒼の楔を締め付け離さない。 伊吹が汗をかくたび、甘いフェロモンが伊吹を、蒼を包み込み蒼をより夢中にさせた。 伊吹の中、俺でいっぱいになって。 蒼は伊吹の奥を思いっきりつき、指ではとどかず広げられてなかった伊吹の中を、蒼の硬く反り上がった楔でこじ開けられる。 蒼の楔は伊吹の中でも脈打っているのがわかるほど… 伊吹の中はすぐに蒼の楔を受け入れる形となり、蒼の楔をきゅうきゅうと締め上げる。 「いぶき……ちから…ぬいて…」 蒼は伊吹の中の暖かさや、締め上げですぐにでも達してしまいそうになる。 「きもち…良すぎて…むっ…り…」 最初の一突きで、伊吹の身体は力を抜き取られ、ベットに身体ごと沈み、うつ伏せとなる。 「伊吹…愛してるよ…」 蒼が伊吹に覆いかぶさり囁くと、繋がっている楔を伊吹の上から、ズンっとさらに押し込んだ。

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