324 / 761

甘い生活…?☆10

*** 晃・side *** ─── 新見さんちに到着。 そこで俺は 2人に何があったのかを聞くことが出来た。 『えぇ!?ひ、引っ越し!?・・・晴臣さんが??』 『あー、そう言ったろ?』 『え?え?え?一緒に・・・暮らすんじゃなくて?』 『そう。ハルはな・・・俺に甘えたくないんだと。 1人暮らしして自立して、 俺と対等に向き合いたいんだとさ。』 『は、はぁ・・・自立・・対等・・・』 なんか・・ 分かるような・・・ 分からないような・・・。 俺だったら 遊が引っ越す、なんて言われたら 絶対!断固 反対するね! 遊と離れるとか・・・考えられないっ! でも・・ でも・・・・・新見さんは・・・・ 『よく・・・OKしましたね・・・』 『んー?・・まぁ・・・最初は反対したんだぜ? でも、時間かけて 話し合ったけど アイツの意志が固くてなー。最後は俺が折れた』 『へ、へぇ・・・・』 それで、覇気がないように見えたのか・・。 なんか俺まで落ち込んできたぞ・・・ 『お前がそんな顔すんなよー。 ま、別れる訳じゃねーんだし 会いたきゃ会えるしな・・・・いつでも、な』 『新見・・・さん・・・』 お、大人・・・・・っ!! 大人だ・・・、新見さんっっ! かっけーよ! この人、マジで、かっけーっ!! 俺は・・・新見さんの潔さと、男らしさに 改めて 感動して・・・ この人は、憧れるべく存在なんだと 再認識したのであった・・・!

ともだちにシェアしよう!