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甘い生活…?☆12

“ 頼みがある。” そう言われて、俺は・・・ 俺に出来ることなら、と すぐに頷いた。 そんな俺を見て・・・・ 急に力強いオーラが宿り・・・ ニヤリと笑った新見さんの口から、 出たのは・・・・ 俺の想像を遥かに越えた とんでもなく 意外な言葉だった・・・・・。 * * * ────数時間後。 『さて・・・それじゃあ、そろそろ ハルを迎えに行くかな。』 『はぁ・・・はぁ・・・・・・』 『晃、大丈夫か?』 『はぁはぁ・・・・な・・んとか・・・・・・。』 『色々 助かった。サンキューな』 『はぁ・・・・・・』 『腰、大丈夫か?』 心配そうに俺の傍にしゃがんだ新見さん。 そっと優しく腰を擦ってくれる。  『だ・・・・誰の・・・せいですか・・・・・』 『ん?あぁ、俺のせいか。すまんな。 初めてなのに慣れない事させて悪かったよ』 マッサージのつもりか、指でギューッと腰を押され 痛みで体がのけ反る。 『・・・・あぁ・・っ・・』 い、痛いぃぃぃっっ!! こ、腰が・・・痛いぃぃっっ!! まさか、 まさか・・・新見さんの頼み事が あんな事・・・だったなんて・・・・・・! まさか、新見さんが 俺に・・・俺に・・・あ、あんな事・・・・・っ! ・・・・信じられない。 信っじられないっっ!! 晴臣さんに嫌われたらどうしよう・・・! 『痛そうだな。湿布 貼るか?ん?』 新見さんに優しくされればされるほど 晴臣さんへの罪悪感が募っていく。 でも、それより何より この腰の痛み・・・っ! 最悪! 最悪だ・・・! ホント、 慣れない事をするもんじゃないな・・・!

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