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甘い生活…?☆13

* * * 晴臣・side * * * 「着いたぞ」と、 英道から送られてきたメッセージを読んで・・・ 遊と一緒に外に出た。 鍵を閉め、管理人のところへ持って行って 全部、終わり。 ・・・・・これで、もう・・・ この部屋に帰ってくる事は…ない。 自分で決めた事なのに・・・ いいようのない寂しさを感じて、ため息をつく。 ───頑張らなきゃ・・・! 自分の頬をパンパン叩いて、気合いを入れて 背筋を伸ばす。 遊が、そんな俺を見て フッと笑うと ポンポンと背中を叩いてくれた。 年下だけど 遊にはなぜか頼りたくなる。 俺にとって大事な友達だ。 『行ける?』 『・・・うん!』 遊に背中を押され、英道の待つ車へと歩いていく。 ホントは隣に座りたくなかったけど 後ろの座席に晃が見えたから、仕方なく 助手席のドアを開け、乗り込む。 『お待たせ。・・あの、ありがとう・・・』 『おう。お疲れ。』 『・・・うん。』 『新見さん・・えと・・お邪魔します・・・。』 『おう。乗れ乗れ。』 『はい・・・。』 遊が、晃の隣に乗るのを待ってから、 体をひねって、晃の方を見ると・・・ 『・・・・・・・・?』 あれ? 晃のヤツ なんだか・・ スゴく疲れてないか・・・・? 『晃・・・大丈夫?』 と、声をかけると、 あからさまに目を反らされた。 とても・・・気まずそうに。 『晃くん・・・?』 遊も心配そうにしている・・・のに、 晃は何も言わずに、窓の外を見たままだ。 ・・・・・・・・・なんだ? なんか あったのかな?

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