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贅沢な悩み☆38
* * * 遊・side * * *
唇を離すと、至近距離で晃くんと目が合う。
さっきまでとは違って・・・
奥の方に燃える欲情がちらりと見える。
───ああ・・・求められてる。
その目を見ただけで、もう下半身が
じんわり疼くような気がした。
『俺の部屋、行く?』
『うん。・・あ、シャワー・・・』
『そんなの後、後!』
『え・・・・でも・・・・////』
『1分、1秒が勿体ない!
一刻も早く抱きたい!さ、行こー!』
『え///も、もう・・・晃くんてば・・・・』
すごく求められてる・・・。
照れるけど、やっぱり・・・嬉しい。
実は、さっきトイレに行った時、
キレイにしたから・・・いつでもOK、
準備万端、だったりして。
・・・えへへ。
晃くんに手を引かれながら、
今日は僕が押し倒しちゃおっかな~
なんて考えたりした。
────んだけど。
『あっ・・・あっ・・・・晃・・く・・・ん・・////』
『遊・・・っ!遊・・・っ!』
部屋に入るなり、押し倒されて、
下だけ脱がされて、ローション塗られて、
ほんの少し解されただけで
すぐに後ろから晃くんが挿ってきた。
切羽詰まって、余裕のない行為。
一刻も早く・・・・ってホントだったんだ・・・////
幸いにも、痛みは全くなくて。
こうやって晃くんを すんなり受け入れられるのも
僕にとっては幸せで。
晃くんに抱かれるために、変わった僕の身体。
晃くんのための・・・身体。
『はっ・・・・あ、あん!』
『遊・・・!』
一際、大きく突き上げられて、一気に
絶頂に追い上げられた。
『─────っ!』
一瞬、体が強ばり、その後は、ガクン・・・、と
力が抜けてベッドに倒れ込む。
肩で息をしていると晃くんも 僕の上に
被さってきて、そのまま抱きしめられる。
『はぁ・・はぁ・・』
『遊・・・痛かった?』
『んーん・・・全然。』
『ごめん、止まんなくて・・・』
『ふふっ、嬉しいよ?』
『ホント・・・?』
『晃くんといること、抱きあえること、
・・・全部が僕の幸せ。』
『遊・・・・・。』
体の向きを変えて
正面から晃くんの背中に手を回して抱きつく。
『幸せ・・・僕は今すごく幸せ、だよ・・・。』
『遊・・・・・。』
幸せ・・・・・・
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