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恋のはじまり♡19

** 伊吹・side ** 中野くんと朝ごはんを食べて 駅まで一緒に歩いた。 barのバイトのOKも もらったし 今日も泊まりに来てくれるって言うし。 ・・・嬉しい ・・・・・・幸せ。 中野くんと ひとまず別れて電車を待っていると 声優の養成学校の講師から電話が かかってきた。 休んでた分の調整をしてもらって 学校に向かい、お昼まで みっちり授業を受けてから 今度はコンビニへ。 勝手に何日も休んだから怒られるかな、と 覚悟して行ったけれど 青葉が連絡を入れてくれていて 逆にものすごく心配されてしまった。 そこで、ベテランのおばちゃんに 中野くんが来てくれた事も聞いた。 「すごく心配してたよ」と、 買ったのに忘れて行ったガムを渡された。 店長にも、 「病み上がりだから無理しないでね」って 早めにあがるようにしてくれて・・・ みんなの優しさに心が暖かくなった。 休憩時間に中野くんにメール。 すぐに「俺も会いたい」って返事が来て 顔がニヤけて、ちょっとだけ困った。 晩ごはんは何にしようかな。 中野くんに聞いてみようかな。 仕事中なのに そんな事を考えたりして。 嬉しくて、幸せで。 やっと訪れた恋のはじまり。 嬉しくて、幸せ。 キラキラ キラキラ きっと 俺の未来もこんな風にキラキラ明るい。 ***** 伊吹・side おわり *****

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