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大好きなのに・・・☆12

『・・・・・・・・・』 『・・・・・・・・・』 ど、どうしよう・・・・ めっちゃ恥ずかしい・・・! なんで このタイミングで鳴るの? なんで? ねぇ なんで !? 空気 よめよっ! 俺の腹ぁぁぁぁぁ !! 自分のお腹を見つめ、呆然と していると 『ふは・・・っ』 と、くぐもった声が・・・・・ 見れば、両手で 口をふさいで 肩を震わせて笑う遊の姿。 ガーン !! 『うっ・・・くっ・・ふふっ・・・・ははっ あはははははははは!!』 何か・・・・バカウケなんですけど(泣) 恥ずかしい・・・・//// でも まぁ・・・・ 遊が 笑ってくれるなら いっか。 どうやら ツボに はまってしまったらしく、しばらく笑った後、遊は涙を拭いながら、 『ふふ、笑ってごめんね。 なんかホッとしたら楽しくなっちゃって。 僕もお腹すいたからご飯食べよ? 』 と、俺の額にキスしてくれて。 遊のキスで すっかり元気になった俺は、お返し!と 頬にキスを返して、 2人で顔を寄せ、笑いあった。 * * * ─── それから。 温め直したご飯を食べて (超絶うまかった!) お風呂に入って (もちろん一緒に!) 今はソファーで並んで座って まったりテレビを観ております。 あぁ・・・・幸せ。 エッチの事とか、まだ不安はあるけど 俺が頑張ればいい事だし。 店長の教えてくれたアレコレを忘れないようにしよう。 頑張れ、俺! 店長・・・・か。 あの人、いい人なんだか 悪い人なんだか 掴み所がないよなぁ・・` でも、明日、会ったらお礼 言わなきゃな・・・ そんな事を 考えていると 膨れっ面をした遊の顔が 目の前に ひょこっと現れた。 『・・・・遊?』 『また考え事してる・・・』 『え?』 『話してるのに、上の空だし。』 『あ・・・・・・』 ああ! また やってしまった! 『ごめっ・・・・・・・』 すると、遊が俺の足の上に向かい合うように 跨がってきて 頬を両手で挟んで 『晃くんが ずっと悩んでる事、教えて?』 俺の目を見て 真っ直ぐに 言った。

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