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大好きなのに・・・☆11
・・・・・バカっ!
俺のバカ バカ バカ !!
もう自分が情けない・・・
もっと店長に殴ってもらえば よかった!
もっと罵ってもらえば よかったぁぁ!
『~~ごめんっっ!』
遊の髪に顔を埋めて、きつくきつく 抱きしめ直す。
『・・・・あき・・らくん・・・』
『俺のせいで 遊を悲しませて ごめん!
でも!これだけは信じて !!
俺は絶対に ぜーったいにっ !!
遊を嫌いになったりしないから!』
『晃くん・・・・////』
『好き・・・!大好きだから!』
思いの丈をぶつけるように、叫んで
本気で抱きしめる。
『んっ・・晃く・・ん・・・っ、く・・るしっ・・・』
――はっ!
わあ―――ぁぁぁ !!
やり過ぎたぁ―――っ !!!!
やっぱり バカ!
俺のバカ――――ッ!
『ごごごごごめんっっ !!』
慌てて 体を離すと 遊は緩く首を振って
『よ、よかったぁ・・・うれしい。
・・・僕も晃くんが 大好き・・・////』
そう言って
ふんわり優しい笑顔で
俺の頬を優しく挟んで
チュッ
と、優しいキスをくれた。
『ゆー、好き』
チュッ
『ん、僕も・・・。好き』
チュッ
抱きしめ合って
キスをして・・・・・。
部屋中が
甘い空気に包まれる。
こんなに大好きな人に出会えて
恋をして
一緒にいられる
これってスゴい事、だよね。
『晃くん・・・・///』
泣いた後の潤んだ目で見つめられ、心臓がドキドキとうるさく音を立てる。
もう1度、触れるだけのキスをして
少し開いている唇に舌を滑り込ませた。
『んっ・・・・///』
逃げる遊の舌を追いかけ 吸いつく。
遊が 俺のシャツを ぎゅっと握りしめ、俺の舌の動きに答えようとおずおずと舌を絡めてきた。
歯列をなぞって
上顎を擦って
舌を絡ませあって
・・・・もう気持ちよすぎて どうにかなってしまいそう。
唇を離すと、遊も気持ちよかったみたい。
顔が、とろとろに蕩けていた。
『ん・・・っ・・・ふ・・ぁ・・・・・』
『ゆー、顔とろとろ』
『や・・・・・・・////』
両手で、顔を隠そうとするのを、一足早く捕まえ、手首を顔の横で縫い止める。
『・・・・・・っ・・・/////』
顔を隠せなくなった遊が、慌てて ふいっと顔を横に向く。赤く染まった頬が可愛くて 軽くキスを落とすと、そのまま露になった首筋に舌を這わす。
ピクッと 遊の体が反応する。
『あ・・・・っ///』
『かわいい・・・///っ』
遊のTシャツに手を入れて、上を目指していき、たどりついた小さな突起をさわさわと撫でる。
『あっ・・・////』
今日は、とろとろに 溶かして
気持ちよくさせてあげたい。
店長!!
俺、やってみせますっ !!
教えてもらった事を、頭の中で反芻しながら、Tシャツを脱がそうと両手をかけたところで・・・・、
ぐ――――
と、
俺のお腹の虫が派手に・・・・・鳴った。
な、な、な、な、な・・・・・
なんでじゃ――――――――っ!!
俺の・・・・バカ!
バカ バカ バカ !!
わ──────────んっっ!
超 恥ず────────いっっ !!
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