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大好きなのに・・・☆16
再び、固まった俺に 遊は、
『そんな痛かったら さすがに毎日のように
してないよー』
恥ずかしい事を話して、吹っ切れたのか
それはそれは爽やかな笑顔で言う。
『あ、でも・・・声が出るのは恥ずかしいから
それは我慢してるかなぁ///
だから辛そうに見えちゃうのかも・・ね?』
それでも 俺が まだ疑っていると思ったのか、そう つけ加える。
え?
ちょっと待って?
じゃあ・・・じゃあさ?
気持ちいいの?
ガマンしてないの?
て いうか・・・・
『俺・・・・下手じゃないの?』
聞きたくても聞けなかった事を
思いきって聞いてみる。
『え?』
きょとん と首を傾げた 遊は
うーん、と少し考えてから
『それは、わかんない・・・
だって 僕、晃くんしか知らないし・・///』
そう言って、頬を染めて ふにゃりと笑う。
『っ! ///////』
―――――ズキューンッ!!
何、この かわいい子・・・!!
破壊力ありすぎ でしょ!
可愛いすぎる・・・・・!
好きな人に
こんなコト、言われたら・・・・
舞い上がって空 飛んじゃうよーっ!
俺の心情を知ってか知らずか、遊はまだキュン死レベルの言葉を続ける。
『えと・・・さっきのも・・・途中までだったけど・・・ き、気持ちよかった・・・よ////?
・・・うまい・・・んじゃないのかなぁ?
少なくとも僕にとっては・・・って、もー////』
「なんて事 言わせるのー!」と、恥じらいつつも俺の胸をポカポカ叩く。
痛い、痛いです・・・(汗)
でも うれしい ・・・・
結局・・・
俺の悩んだ数日間て
遊を泣かせた俺って
何だったんだ・・・・・
全部、俺の勘違いだったなんて
ああ・・・ダメだな~、俺って
なんて凹んでいると、
『晃くん』
『・・・・ん?』
『僕ね、今回の事で、晃くんの事 ホントに大好きなんだって 改めて知ったよ?
それから、晃くんも僕のこと好きなんだって知る事も出来たし。僕のために たくさん悩んでくれて・・・・・ありがとう///』
『遊・・・・・』
『これからも よろしくね?』
『ゆ、遊・・・・』
『でも、悩みごとは まず僕に相談してね?』
『ゆー・・・・っ!!!』
照れながら、気持ちを伝えたくれた遊を、しっかりと抱きしめる。
ホントに ホントに大好き!!
こんな俺でも恋してよかった!
恋した人が、遊でよかった !!
これからも
もっともっと幸せにするからね。
幸せになろうね。
もちろん、
2人で ・・・ 一緒に。
大好きなのに・・・☆ おわり
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