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大好きなのに・・・☆15
『あ、晃くん・・・!頭 上げて?』
遊が慌てて 俺の肩に手を置く。
顔を上げて目が合った途端、遊の顔がみるみる赤く染まった。
『えっと、晃くん・・・あの・・・・////』
『うん?』
『あ、あの・・・・ね?////』
モジモジと体をくねらせて、
視線があっちこっちに さ迷って、
そして 困ったように俺に戻ってきた。
『あの…////』
上目遣いの真っ赤な顔。
かわいい!
かわいすぎる・・・・!
萌え死にしそう・・・っ・・・
『うー////』
と、唸ってから ボスっと俺の肩におでこを乗せて 甘えるように すりすりしてきた。
猫みたい。
もう すっげー かわいい・・・////
……、じゃなくて!!
『・・・遊?』
『あの・・・・・・』
『・・・・・・・・?』
『あ・・・の・・・・///』
『うん』
『あの・・・・』
『うん』
『・・・・あのねっ!』
意を決したように、顔を上げ、俺の両手を握りしめて。
遊は 言った。
『僕・・・ガマンなんて してないよ?』
と。
え?
し、してない・・・・?
いやいやいや!
さては 気を使ってるな?
そうだ、そうに違いない!
『遊、気を使わなくていいから。
ホントの事・・・・・ 』
『使ってないよ?』
『・・・・・・えぇ?』
『ホントだよ?』
『・・ホントに?』
『ホントだよ?』
『ホントにホント?』
『ホントにホント』
ええ・・・・・?
いやいやいや!
そんなハズは・・・・!
『なんで そう思ったの?』
不思議そうに聞いてくる遊。
違うの?
ホントに?
『だって・・・!遊、いつも涙目で、痛そうで、辛そうな顔してるから・・・・・』
『・・・・・え!あ。 それ・・は・・・////』
『俺ばっかり気持ちよくて、
遊がガマンしてるのは嫌なんだ・・・・』
『え、あの・・・・・』
『だから、これからは頑張るから !!』
『あ、晃くん・・・・・』
『2人で気持ちよくなろっ !?』
今度は俺が遊の両手を握りしめる。
『あ、晃くん・・・あの、それ・・・・・////』
『それ?』
『その涙目、とか・・痛そうとか・・・///』
『うん、ごめんね!だから俺、かんば・・・・』
『ち、違くて・・・・/// 』
『・・・・・?うん 』
『それって・・・・あの・・・・////』
『・・・・・うん』
『気持ち・・・いいから・・・じゃない・・・かと・・・・・・///』
「思うんだけど・・・・」と、最後は口の中でモゴモゴ言って、真っ赤になって俯いてしまった。
え?
え・・・・・?
え・・・・・・?
えええええぇぇぇぇぇぇ!?
どういう事?
どういう事?
はっ !?
もしかして・・・・
全部、俺の・・勘違い !?
勘違い・・・・
勘違い・・・・・!
って、
うわぁ――――――――っっ////// !!
は、は、恥ずかし───っっ///// !!
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