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おまけ☆2
『ふーん。良かったんじゃね?』
え・・・・?
あれ?
なんか・・・あっさり?
話を聞き終わった店長は・・・・俺の存在なんか忘れたみたいに、ごみ箱を傍に引き寄せると、爪を切り始めてしまった。
『あのー、・・・・店長?』
『・・・・・・・・・・・』
なんなの・・・この反応・・・・・
あ!
もしかして!
俺と遊があんまりにも上手くいったもんだから
面白くない、とか?
はっはっは!
ざまーみろ!
はーっはっは !!
心の中で 大笑いしていると
店長が爪切りをポンっとローテーブルに投げ、横目で俺を睨んできた。
――!
笑ってたの (心の中で、だけど)
・・・・バレた?
え?やっぱ店長ってエスパー?!
すげーっ!
とか思ってたら
店長は、フンッと鼻で笑って
『お前・・・それ信じたんだ。』
と、冷たーく 言ってくる。
え・・・・・?
『お前、バカだな』
と、呆れた顔で もうひと言。
・・えー!?
『何でですかっ!
遊はウソなんかつきませんっ !!』
『すぐ信じんなよ、バーカ』
『ホントですってば!』
『バーカ、バーカ』
『ちょっ・・・・なんなんですか!
信じちゃいけない理由があるなら ちゃんと言って下さいっ!』
食い下がると また、店長は小バカにしたように鼻で笑う。
『お前な。そんな あっさり上手くいったら俺が面白くないだろーが』
『・・・・・・・は?』
『俺を少しは楽しませろよなー』
『・・・・・・・・・・ぇえ?』
『チッ、つまんねー』
『・・・・・・・・・・・・』
や、
や、
やっぱり――――― っっ!
予感は当たってた!
上手くいったから つまんねーって
どういう事だ!もーっっ !!
この、
バイで タラシで 変態で ドSな悪魔めぇぇぇ!
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