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おまけ☆3
『と、いう冗談は さておき』
急に真顔になる店長。
冗談・・・?
何が・・・?
わけが分からず・・・・固まる俺。
『お前、何か忘れてないか?』
『はい?な、何を・・・ですか?』
『昨日、ヤったんか?』
『はい・・・・?』
・・・・・何を?
『昨日、ヤったのか?(怒)』
『・・・・・・・・あ』
わぁぁぁぁ!
何?って
ナニの事か・・・・!
『ヤ、ヤってません !!! 』
・・・・・・そう。
そうなのだ。
昨日はあれから 何だか、まったり ラブラブモードになっちゃって、ベッドの中でいっぱいキスして抱き合っただけで満足して寝ちゃったんだ。
かわいかったな~、遊。
思い出すだけで顔がニヤける・・・
くふふ!
『てめー、なに笑ってんだ・・・(怒)』
『・・・・ひっ・・・・・・ !!』
お・・・おおぅ・・・・オーラが・・・・(汗) !!
スゲーことに・・・!!
店長は真っ黒いオーラを揺らめかせながら
また小バカにしたように鼻でフンッと笑った。
『ふん。気持ちイイって? お前が上手いって?
簡単に信じやがって、バカじゃねーの?』
『ひどっ・・・・!店長、俺の・・・・・エ、エッチしてるとこ見た事、ないでしょー !?』
『ふん。見なくても わかる』
『なっ・・・なぁ・・・!?』
何なの、こいつ・・・・・ !!
『前立腺』
『はい?』
『触ったこと無いって言ったよな?』
『・・・・・は・・・はい。それが・・・・・??』
『好きなヤツの前立腺ごときも見つけられない、自分だけ気持ちよくなるサルのようなゲス。そんな奴が上手い訳がない』
『・・・・・・っ !!』
ガーンッッ !!!!
い、痛・・・・・・・・!
胸が・・・胸が 痛い・・・・!
だ、だけど・・・・仕方ないじゃん!
俺だって探したさ!
探したけど わかんなかったんだもん!
がっくり項垂れる俺に 店長は偉そうに続ける。
『俺に認めて欲しかったら、愛しの彼氏さんを後ろだけでイカせられるようになってみろってんだ』
『く・・・・っ!・・・・・・・・・・・・・ん?って、あれ?
・・・・いや、別に店長に認めてもらわなくてもい・・・・』
『ほぉ・・・・・・・』
ゴォォォォォォォォォォッ!!!
ぎゃあぁぁぁぁ ! !
いきなり暗黒オーラ全開!
怖い!怖い!怖ーいっっっ !!
『か、ががが頑張ります!!』( 敬礼!)
『・・・ふん、よろしい。』
暗黒オーラは瞬時に消え、うって変わって 人の悪そうな顔(つまり いつもの顔)に 戻った店長は俺をマジマシと見つめる。
『・・・・お前のまた触ってやろうか?』
中指 立て、唇の端をニヤリと笑う。
『・・・・・・・・っっ!』
もー!やだ・・・・・!
ホントにやだ・・この人・・・・!
帰ろう・・・・・!遊の待つ家に!
もう、こんなとこ居たくない!
と、ロッカーから、カバンを引っ張りだす。
『お疲れさまでしたっ!さようなら!』
店長の方は見ないで、ダッシュで、部屋を飛び出した。
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