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夏休み☆21

しばらくして、遊はバイトに行ってしまった。 今は・・・なんと店長と2人きり! 嬉しくない・・・・ なので、俺は自分の部屋に籠って勉強中。 (一応、学生だし ) でも、集中力は イマイチ。 あー、落ち着かない・・・・ でも、店長がいるから家にいるしかない。 勉強するって気に ならなくて ペンを置き、机に突っ伏して、考える。 あーあ。あと3日か・・・・ 我慢するしか・・・ないよな。 ・・・にしても、 3日で帰る、っていうのが分かったら 理由なんて もうどうでも よくなってきた・・・・ 絶対、くだらない事なんだよ。 ただ来たかっただけ、とか ジャマしたかっただけ、とか からかいに来ただけ、とか。 どうせ教えてくんないんだろうけど。 『・・・・・・・・・・・』 時計を見ると、まだ10時半。 時間が経つのが 異常に遅い・・・・ 遊、早く帰って来ないかな・・・・ 会いたいな・・・・ 遊の顔を思い浮かべて・・・・目を閉じる。 でも・・・・ 時々、物音がして、隣の部屋にいる店長の存在に気づかされて・・・遊の顔が・・・薄らいでしまい、店長のそれに変わる。 あー、もう! 遊の事だけ考えたいのに! 大体、店長は・・・・・! あー、やめやめ! 店長の事なんか 考えるの めんどくさい! ヤバ・・・本格的に眠くなってきた・・・・ どうせ勉強も出来ないし ベッドに行こうかな・・・・ なんて、思ってる内に ちょっと寝不足だった事もあって 俺は、すーっと眠りに落ちてしまった。

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