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夏休み☆28
『・・・ゆーう?』
『・・・・・・・・////』
もう1度 目を見て 名前を呼ぶと
遊は、胸に当てていた両手を外し、紙切れのような物を差し出してきた。
『何?』
『これ・・・・もらった・・・////』
紙切れを見ると それは写真で・・・・
『・・・・・・え?これ・・・・・////』
『えへへ・・もらっちゃったー/////』
満面の笑みの遊。
店長が渡したのは
俺がバイトの制服( 甚平みたいなヤツ )を着て
頭にバンダナをして 仕事をしてる時のものだった。
いつの間に・・・・!
っていうか・・・・これ盗撮じゃん!
いつ撮ったんだ?
どうやら遊は 店長に「これやるから許せ」って言われたらしい。
『えへへ・・・////働いてる晃くん////』
写真を手に嬉しそうな遊。
あんなに怒ってたのに・・・・
俺の写真1枚で 機嫌が直っちゃうなんて・・・。
かわいい!
かわいすぎる/////っ!
俺の遊ーっっ !!
*****
そんなこんなで、
夏休みが始まって すぐ、店長のせいで どうなる事やらと、心配だった日々は、あっという間に解決?した。
よかった!!
ホントによかった!!
それなりに・・・まぁ、
遊の知らない一面が見えて
楽しい時もあった・・・気がしなくもないけど
やっぱり2人が1番!
2度と 店長が来ない事を祈ろう!!
*******おまけ********
『そういえば。
何で薫さんってウチに来たのかな?』
『エアコンが壊れたから、だって。』
『・・・・・・・・え?エアコン?』
今日の事を、遊に話すと
『うわ・・・信じられない・・・』
『ねー、最悪だよねー』
むー、と唸る遊。
『もう、2度とウチには入れない・・・』
『同感~!』
『でも・・・・』
『ん?』
ちらりと、写真を見て、嬉しそうに
ふふっ、笑うと
『いい事もあったし////。
今回は許しちゃおうかな~』
そう言って
また、大事そうに俺の写真を
胸に押し当てた。
可愛すぎる。
******おまけ・おわり******
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