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合コンと告白の行方★2
───そして、合コン当日。
声をかけてきた友人と駅で待ち合わせて、
案内されてやって来たのは・・・俺のバイトしている悪魔のような店長がいる居酒屋より 数段上の こじゃれた居酒屋だった。メンバーは男女5人ずつで、2階の個室が取ってあった。
テレビで観た事のある
ノリノリの自己紹介とか
独特の雰囲気とか
ついていけない所も多々あったけど
なんとか乗りきった今・・・
それぞれのお気に入りの人の傍に座って、
和やかに談笑しているって状況だ。
俺は、動く気はないから遊の隣で、
ひたすら食べる事に専念している。
居酒屋でバイトしてるから、
何とはなしに店員の受け答えとか 料理を持ってくるタイミングだとかを色々チェックしてしまっている。
『ん~、隠し味はお味噌かなぁ・・・』
一方の遊は、し っかり味わいつつ
使われている調味料が何かを・・・考えるのに
夢中のようだ。
一通り食べて、お腹いっぱい。
ウーロン茶を飲んでいると
『飲まないんですか~?』
と、1人の女の子が話しかけてきた。
『あ、まだ飲めないんで・・』
『真面目だね~。みんな飲んでるよ~?』
くすくす笑われる。
その子の顔を見れば
・・・ん?
見たことある・・・ような?
・・・・誰だっけ?
『あ、思い出しました?私のコ・ト♪』
『・・・・・・・・へ?』
えーと・・・誰だっけ?
『もー、ホントに忘れてる~!』
『え。ご、ごめんね・・・?』
『勇気 出して 好きって言ったのに・・・忘れちゃうなんて、真美、かなしい~。』
『・・・・・・え?』
好きって・・・・?
えーと、この顔・・・・
この顔・・・・
好き・・・・・
告白・・・・・?
あ!
あーっっ!
この前、告白してきた子だ!
『やっと思い出したみたいだね~。
私、高橋 真美( まみ )です。よろしくね?』
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