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合コンと告白の行方★おまけ・1

*** おまけ *** 『・・・・・・で?何で急に休んだんだ? 土曜に、すっげー 忙しい土曜に』 『え、えーと・・・ごめんなさい・・・』 『謝れ、っつってんじゃねーんだよ。 理由を言えや、おら』 ガンッ!とテーブルを蹴られて、 ビクッと身を縮める。 『ご、ごめんなさいっ!!』 俺は今・・・・、 居酒屋の休憩室の床に正座させられている。 目の前には、ドス黒いオーラを纏う店長。 ふんぞり返って、ソファーに座るその姿は・・・魔王さまのよう・・・。 め、めっちゃ怖い・・・ 『言え。悪ぃと思ってんだろ?』 『は、はい!それはもちろん・・・!』 そう・・・急に休んだ 俺が悪い・・・。 金曜も合コンで休み取ったし、店長のお怒りは ごもっとも、なんだ。 でも・・・話せる? あれを・・・。 あんな恥ずかしい事を・・・ きっと、 きっと店長は・・・・ すっげー 面白がるに違いない ( 泣 )!! 『すみません!もう しませんから・・・』 正座のまま、床に頭を擦り付ける。 『ちっ。てめー、喋らねーつもりか?』 『すみません!』 『ああそう。ふーん。・・・遊に電話しよ ♪ 』 『・・・・えっ?! 何で?! 』 『ふふん。その慌てよう・・・ やっぱアイツが絡んでるんだな?』 『・・・・・・・え?』 『まぁ、お前が急に休むとか遊に何かあったくらいしかねーもんなぁ・・・晃くん?』 『うっ・・・・!』 誘導尋問・・・・っ! 『お前が喋んないなら遊に聞くから もう帰っていいぞ?』 ニヤニヤしながら、スマホを手に取る店長。 その顔は、人の嫌がる事をするのが楽しくて仕方がない まるで悪魔のよう・・・! かける・・・! ホントにかけるよ、この人!

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