283 / 761

新見さんと☆19

『え?ハル?・・・・おい!』 マズい! やり過ぎた! 『ハル!ハル・・・・!』 『・・・・・・・・ん・・・』 名前を呼び続けていると、 少しだけ目を開けて俺を見たハルは・・・ 『ひで・・みち・・・・の・・アホ・・・』 と、一言。 また、目を閉じてしまった。 俺の胸にもたれ掛かって、顔を隠す・・・けれど、 ハルの手が俺の背中に回されてきて、 本気で怒ってはいないんだと分かった。 『すまん・・・やり過ぎた・・・』 『ん・・・・』 しばらく、反省の意をこめて、なだめるように背中を撫でていたら、規則正しいハルの寝息が聞こえてきた。 ハルを抱き抱えて、寝室へ向かいベッドに寝かせると、俺は1人・・・・トイレへ直行した。 男なら分かるだろう・・・ 俺の分身はしっかり反応していて・・・ とりあえず、出すモノを出してしまわないと、 非常にツラい。 1人むなしく、出すモノを出して・・・ ちょっとだけスッキリしたところで、リビングのソファーに戻った。 『あー、危なかった・・・』 でも・・でもなぁ・・。 今のは仕方ない、っつーか・・・ねぇ? 少しずつ、俺を受け入れようとしてくれている晴臣。 俺も、アイツのテンポで それにつきあって 行かなければ・・・ って、 頭では、分かっているんだが・・・・ 俺の精神力 それから忍耐力は、いつまで 持つだろうか 途方に暮れる俺だった・・・ *** お わ り ***

ともだちにシェアしよう!