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第二章・8

 腹這いで、後ろから貫く大翔に身を任せる楓。  勢いだけで突いて来る少年の性は、粗削りだがその必死さが愛おしかった。  正直、痛いし、辛い。  だが楓は、大翔の好きなようにやらせていた。  きっとこれが、彼の唯一のガス抜きなんだ。  そう考えて、揺さぶられていた。 「んッく! 先生、ナカ出ししていい? いいよな!」 「いいよ、早く来て」  喉奥で唸りながら、大翔は射精した。  体内に注がれて広がる精の温かさを感じながら、楓は熱くなった頬を両手で覆った。 「ふぅ。はぁ、あ……」  やっと、終わった。  週に4回、そんなことを繰り返していた。

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