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第七章・6

「で。僕をホテルにまで連れてきて、どういうつもり?」 「ヤるに決まってるだろ」  聖也は耳まで赤くして、大翔に訴えた。 「僕たち、こないだ友達になったばかりだよ? それに本城くんには、楓先生っていう恋人がいるんだよ?」 「それを言われると痛えんだけど」  大翔はベッドに腰かけて、肩を落としている。 「俺、お前とデートしてから、どんどん自信無くしちまって」 「な、なんで?」 「今まで俺、楓先生のこと全然知らなかったんだなぁ、って。お茶飲んで、エッチして。それだけだったなぁ、って」  だから、と大翔は身を乗り出した。 「セックスも、先生がホントに満足してるか、怪しい」 「なるほど」 「俺、聖也のこと抱いてみるから、率直な感想を聞かせてくれ」 「何、それー!」 「気持ち悦いとか、悪いとか、教えて欲しいんだよ。頼む!」  拝み倒され、聖也は5分後には服を脱いでいた。

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