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第十二章・14
「あ、はッ。すっげぇシンクロ。俺たち、やっぱお似合いだよな♡」
「あッ! あぁッ! あーッ! 大翔ぉーッ!」
今までで一番強いオーガズムに達した聖也は、自然と大翔の名を呼んでいた。
「キス、しようぜ……」
「あ、あふ。あ、はふ。んはぁ……」
痙攣し、ヒクつく聖也の身体が治まるまで、大翔は彼の髪や肌を優しく撫でさすった。
精にまみれた彼の身体を、拭き清めた。
ようやく落ち着き、事後の気怠さに眠気を感じながら、二人はいろんな話をした。
勉強のこと、恋のこと、卒業のこと、そしてまだ見ぬ未来のこと。
「なぁ、大学に進んでも、俺のことずっと好きでいてくれるか?」
「大丈夫だよ。僕はずっとずっと、大翔のそばにいるよ」
そして抱き合って、眠りに就いた。
聖也ぁ、好きだよぉ、なんて寝言を喋りながら、大翔は笑顔で健やかに眠った。
瞼を開けて初めて見るのは聖也と決めて、ぐっすり眠った。
朝は、爽やかな光が二人を照らしてくれるだろう。
今はおやすみ、大翔。
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