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第7話(10)
「あっ、んっ……」
俺も言わなきゃとそう思うのに、甘い喘ぎ声ばかり出て声が出せない。
月夜の腰に両足を絡め、月夜を好きだと表現した。
すると月夜が俺の唇を塞ぐ。
優しい口づけを与えてくれる。
俺の王子様は、いつまで経ってもやきもち妬きには変わりない。
もう、ほんと。俺の身体がいくつあっても足りない。
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