86 / 103
第8話(3)
口はもう、ほとんど開きっぱなしで、唾液が滴り落ちていく。
「やっ、月夜っ!! もっ、イきたいっ!!」
イきたいのに、縛り付けられている紐が邪魔だ。
「言わなきゃ、このままだよ?」
「んっ、月夜、好き、好きっ!!」
「俺だけずっと愛してる?」
「っ、ん、んっ、月夜だけ。ずっとずっと、月夜だけだから……おねがっ」
「良い子だね。忘れちゃいけないよ?」
耳元で囁かれ、俺は反射的に身をくねらせた。
「んっ!!」
俺は月夜の唇にかぶりつき、深い口づけに酔いしれる。
紐を解かれれば、月夜にしがみつき、両腕を月夜の頭部に回す。
相変わらずの綺麗な髪に、触り心地を楽しみながら、俺は月夜の舌に自らの舌を絡ませ、月夜を求めた。
「んっ、っふ、んぅうう……」
深い口づけをしていると、月夜はローターを取り外し、月夜の陰茎が、背後から俺を勢いよく貫く。
俺はさらに両足を開き、月夜を迎え入れた。
ともだちにシェアしよう!