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第8話(4)

 月夜との接合が深くなる。  同時に俺の襞が月夜を締めつけ、勢いよく吐精する。  全身が痺れるような、強い刺激が俺を襲う。 「っふ、あああああっ!!」  俺が達したら、中にあった月夜がこれ以上ないほど膨れ上がり、深く刻み込む。白濁が勢いよく俺の腹の奥に注ぎ込まれた。 「俺の可愛い亜瑠兎。君は俺だけのものだ」  俺も月夜も達した。だけど俺がイっても、月夜は俺の中でまた膨れていく……。  まさか、まだするの?  ふたたび、月夜の雄が俺を深く、貫く。  月夜が深い抽挿を繰り返すたび、ジュプジュプと水音が聞こえている。  それだけ多くの白濁を俺の中に注ぎ込んでいるっていうことだ。 「んっ、もうっ、やあああっ!」  苦しくて、涙で濡れていく視界。  顔を俯ければ、反り上がった俺の先端からは、粗相をするかのように、延々と白濁が流れ続けていた。  月夜が注ぎ込んだ白濁が太腿を伝い、流れているのが見える。

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