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第37話(マイク)
「スティーブ?」
「すみません、私は以前お会いしたWIAのエージェント•ハワードです。エージェント•ワイルドは任務中でしたので代わりに連絡させてもらいました。急用ですか?」
聞き覚えのある声だ。半年前に一度会った。
「こちらこそ、何かすみません。全然、急用では無いので大丈夫です」
やっぱりタイミング失敗したみたいだ。
「そうでしたか、安心しました。ところで、私はあなたと少しお話しするタイミングをずっと見計らっていました。今、お時間いいですか」
「え?俺と?」
何の話??
「はい、あなたと。エージェント•ワイルドの事で」
「スティーブ?どういう話ですか?」
「あなたがエージェント•ワイルドと交際している事は存じています。その事でエージェント•ワイルに、、、スティーブの精神に影響が出始めています」
「どういう事ですか?」
「単刀直入に言います。彼とは別れて下さい」
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