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久しぶりの横浜2
「さ、皐月どうしたの………?」
半勃ちのモノを隠して屈みながら歩いていると、蒼が傍に寄って手を引いて支える。恥ずかしながらも身体の熱を醒まそうと潤んだ瞳で見上げる。
「ごめん……。向こうで、桐生と葉月さんがしてるの見ちゃってさ………。」
「桐生くん?」
蒼は眉を顰めて、手を引きながら近くにある空き部屋に連れ込む。
そこは
「……兄さん、ソファ汚さないでくれよ。」
あわわ、も、紅葉くんの声だ。
蒼のコートを覆い被って、不機嫌そうな声だけ聞こえる。
「うん、気を付けるよ。今帰ってきたの?」
「……ずっと地下にいたんだよ。………桐生の奴もそろそろ文句言わないとな。全く、発情するのも大概にして下さいね。」
「君も手に入ったらそうは言えなくなるんじゃない?」
蒼は腰を抱き寄せ、ぐちゅっと音が鳴り蒼の硬い雄が奥に届く。声を出さないように唇を噛むが、ひくひくと窄まりが蒼の硬くて太い根元を締め付ける。
「……放っておいて下さい、30分したら店に顔を出しますからね。それまでごゆっくり。」
そう言い残して去っていく足音が聞こえた。
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