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第32話

映画の前に ちゃんとトイレに行かせたのに やっぱり途中でおしっこがしたくなったみたいで もぞ、とシバが腰を動かしたのがわかる しかしシバの視線はずっと画面に釘付けで 「シバ、トイレいこ」 と、こそりと耳元で言って 腕を引いて連れ出すが 『見てたのに』 「おしっこだろ」 『おしっこ、ない、』 と、言いながらも自分の尿意に気付いたようで キュッと一瞬自分の中心を握った 『きょうへい、おしっこ』 「だろ、トイレ急ご」 と、腕を引いてトイレに行くと シバは少し急いでトイレの前に立って ぷしゃ、と溢れ出したおしっこはギリギリでトイレに流れていく 「危ねぇ」 『間に合ったし、』 「そうだな、えらいえらい」 あのまま放置してたら気付かず ギリギリになっていてきっと間に合わなかったな 『早く戻ろ』 「あぁ、急ご」 その後は特にトイレに行きたそうにする様子も無く映画を見終わると 『面白かった』 「そうだな」 『ちょっと怖かったけど』 「シバ怖くて眠れなくなるんじゃねえの」 『そんなガキじゃねえし』 次はどうするのか、 この後の予定はあるのだろうか 「シバ、この後どうする?」 『きょうへいの好きな事したいけど。きょうへいって休みの日休んでなくない?ジム行ったり』 「リフレッシュだろ。それに鍛えてるし」 『おれのため?』 「うん、お前のため」 『きょうへいの、そういうとこ、すき』 そういうシバの顔は すっげえ甘えたそうにしていて 「ちょっとカフェよって帰るか」 『もうデート終わり?』 「いや?家で続きするから」 『続き?』 「デートの続き」 少しだけ歩いて カフェに行くと 寒かったから シバは温かいレモネードを選んで 俺はいつも通りコーヒーを選ぶ 『家でなにすんの?』 「何ってシバとゆっくりするんだろ?」 『そんなのいつも休みの時やってんじゃん。デート楽しくなかった?』 「いや、すっげえ楽しいよ、楽しすぎてシバとイチャイチャしたくなったから家帰りてえなって」 『そんなん、言われたらおれもイチャイチャしたくなるじゃん、』 「だからちょっと早めに帰ろうな」 『うん 』 「かっこいい服着てるシバと歩いてんのも楽しいけどな」 『今日のおれ、ちゃんとかっこよかった?』 「うん、かっこよかったぞ。その服もかっけえし似合ってる」 どちらかと言えばかわいかったけど いや、まじで。 俺のために存在してんのかってくらいかわいかったけど 『…ちゃんと、おれに惚れた?』 「そんなん…今更だろ」 恥ずかしいこと言わせんなよ、 今更惚れるも何も 既にシバにぞっこんだというのに これ以上どうするつもりなんだよ、こいつ 「シバ、帰るぞ」 と、シバがレモネードを飲み終わったと同時に シバの手を引いて立ちあがる 『え?ちょ、急に』 シバが驚いているのを無視して車に乗り込むと シバは大人しくシートベルトを閉めるから すぐに車を発進させる 『どうしたの?急に』 「早くシバと家でイチャイチャしたくなっただけ」 『ちょっとぐらい待ってよ』 「お前がかわいすぎんのが悪いだろ」 『おれかっこよくしてんだけど』 と、少し不服そうに言うシバ しかし、 『なんかお前たってない?』 と、気付かれてしまい シバは少し身体を俺の方に傾けて覗き込んでくる 「しょうがねえだろ」 シバはおもしろいものを見つけた、と言うように俺の中心に手を伸ばして 服の上からもにゅもにゅと揉んでくる 「シバ、俺運転中だからやめろ」 『ちょっと触るだけだよ』 と、言いながらも覗き込んで 揉み揉みと刺激を与えてくるから 服がきつくなってしまう しかし、 『早く家つかねえかなあ』 と、言いながらシバは俺の中心から手を離し ぽす、と背もたれに寄りかかって窓の外を見た 本当にちょっと触るだけだったな、と多少名残惜しく思いながら シバの様子をちらりと見ると 揉み揉みと自分の中心を揉んでいた 俺のを触って自分のも触りたくなったのかと思ったが すぐに違う事に気付く 揉み揉み、と揉みしだいたり ぎゅっと抑えたりしている 「シバ…おしっこ?」 『おれ、向こう出る前に行きたかったのにきょうへいが引っ張るから』 と、言われてシバをトイレに行かせるのを忘れたことに気付く 「…悪い、我慢できる?あと5分くらい」 家に着くまであと5分、 そして駐車場から部屋に上がるまで エレベーター次第でもう5分 計10分シバは我慢出来るだろうか 口数が減っていて もじもじと足を動かし、 にぎにぎと自分の中心を揉みしだいてるシバ もうあんまり余裕が無いことは見てわかる 『5分くらいなら、』 あんまり余裕ねえな、 信号で止まることも無く すんなり家の駐車場に着くと シバは先に車から降りて エレベーターまで先に行きボタンを連打するが 我慢出来ないようで もじもじと脚を動かして 中心を握りこんでいた 『…でちゃう、もうでちゃう、』 「シバ、もうちょっとだから、あ、ほら。エレベーターきたきた」 と、すぐにエレベーターに乗りこみ 部屋の階を連打して シバは中心を掴み脚をバタバタさせる こんなカッコイイ格好してんのに 今はもうまるで子供だ 「シバもうちょいだぞ」 『んんっ、でちゃう、』 「ごめん、もうちょいだから、ほら、ついた」 と、一緒にバタバタと降り 鍵を開ける 『っぁ、早くう』 「分かってるって」 と、鍵が開くと同時にシバは駆け込み 靴を蹴飛ばすように脱いでトイレに駆け込んだ 『っぁぅ、っあぁっでちゃ、ぁっ』 トイレを開けっ放しのままシバは入っているから俺は靴を揃えてから追いかけて 覗き込むと トイレにじょぼじょぼとおしっこをしているシバ ふぅ、と気持ちよさそうに息を吐き 身体をぷるぷるさせている 気持ちよさそうな顔しておしっこしちゃって、と後ろから近付くと ちょろちょろ音をさせておしっこを終わらせて トイレを流す 「間に合った?」 『ちょっと、出ちゃった』 というシバの前を見ると せっかくの大人のパンツも かっこいいズボンにも 丸くシミを作っていた 『んん、もーやだ、デートだったのに』 と、ぐずぐずと鼻を鳴らす 泣きそうだな、これは 「キレイにしてやるから泣かなくていいから」 シバのズボンとパンツに手をかけ そのまま濡らした服をぬがしてやって 脱衣場に連れて行って すぐに温かいタオルで拭いてやってから新しい昼間用のおもらしパンツを履かせようと出すが 『…大人用のパンツがいい』 「おお、そうだな。大人用パンツにしような」 と、シバの好きなる黒っぽいパンツを履かせてやり 「シバのズボンもキレイにしてやるから向こうでスウェット着て待ってな」 と、いうと頷くから 軽くズボンとパンツを流してから 漂白剤につけておく 『キレイになった?おれの服』 「大丈夫だよ、キレイになった」 『ありがとう』 と、ソファに座った俺の隣にすりすりと寄ってくる そして何か首を傾げるシバ 「どうした?」 『勃起ちんぽどこやったの?』 「…いや、色々やってたら無くなった」 シバのおもらし回避の為に慌てて返ったり シバの体や衣類をキレイにしている間に萎えてしまった 『…ふーん、』 「なに?残念?」 『…べつに、』 「じゃあシバがまた大きくしてくれるか?」 『…しょうがねえなあ』 と、言いながらもシバは すぐにソファから降りて 俺の足の間に座ってふにゃりと嬉しそうに笑った かわいい、と頭を撫でてやると 『すぐ大きくしてやるからな』 と、なでなでと俺のちんぽを撫でながら嬉しそうに話しかける いや、ちんぽに話しかけんなよ さて、家デートの始まりか

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