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イライラ-2
「湊ーできたぞ?」
そう言いながら先輩は俺を抱き起こした。
「顔赤いな?」
さっきから体が熱くて仕方ない。
「病院行くか?」
「大丈夫です!」
「……わかった。とりあえず食べれるだけ口にいれておけ」
食べたいのに熱のせいか食べれない。
「あーん」
「あーんって」
「きついんだろう?食べさせてやるから」
そう。
先輩の言う通り起きとくのもキツイ。
だから先輩の言葉に甘えることにした。
「雑炊の味の保証はできねぇけどな」
笑いながらぼくに食べさせてくれた。
「……!!」
「あっ不味かった?」
ぼくは頭を横にふる。
「じゃあどうした?」
「スゴく美味いです!」
「マジで?良かった」
ほくがそう言うと先輩は嬉しそうな顔していた。
「食欲はあるんだな?」
「先輩の作ったのが美味いから…」
「お前、マジ可愛すぎ」
そう言いながらセンパイは抱きしめてきた。
そんな抱きしめるのやめてほしい。
心臓がドキドキしてヤバイ。
また、熱があがりそう。
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