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千石と辻元-6

「千石さん。あのっ」 「俺がわからない?」 「だって。フリなのに」 仕事が終わり。 矢嶋を家に呼んだ。 昼間。 矢嶋にキスして。 ちょっとイタズラをしてしまった。 本当は言うつもりはなかった。 「俺さ矢嶋が好きだよ。お前が辻元を好きって同じ意味で」 「でも、ぼくは……」 「俺を利用して構わないから」 「嫌ならやめていい」 しばらく考え込んたあと。 「やめません。ぼく、んぅ」 俺の気持ちを知った上でやめないて言う矢嶋。 なら。 矢嶋に好きになってもらおう。 そう思った。 矢嶋はキスだけで感じていた。 「最後までしないけど、昼の続きしようか?」 「続きって」 「矢嶋ってはじめて?」 「ち、違います」 無性に腹がたった。 昔の恋人に。 気がつけば矢嶋のスラックスを下着ごとはぎ取っていた。 「可愛いー矢嶋、気持ちよくしてやるから」 矢嶋のに触れると先からは溢れていた。 「俺にしがみついてていいから」 「んっ」 「千石さんっそれやだっ」 「気持ち悪い?」 「違っ気持ちよくてどうにかなっちゃう」 「そのまま気持ちよくなってろよ」 そして。 矢嶋はあっという間にイッた。 「あー矢嶋?」 あれから。 矢嶋は拗ねて布団から出てこない。 んー困ったな。

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