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千石と辻元-5
「だから、矢嶋と付き合うことになったから」
次の日。
辻元に矢嶋と付き合うことにしたと報告した。
この間まで俺に色々相談してたのに。
付き合うとか言われたらそりゃあこんな反応になるわな。
『とりあえず辻元に報告して、様子見てみるか?』
矢嶋が恋人のフリするのを承諾したあと。
そう話した。
「冗談ですよね?」
「本気だよ。俺は矢嶋を本気で愛している」
きっと。
演技だと矢嶋は思っている。
今ならわかる。
兄貴たちの気持ちが。
辻元は信じてはいない。
「お前、まだ信じてないな?仕方ないな証拠見せてやるよ」
俺は矢嶋に聞こえる声で謝った。
「千石さん?」
俺は矢嶋を抱き寄せてキスをした。
「ん、千石さっ」
可愛いな。
こいつ。
こいつをずっと味わいたくなる。
矢嶋の下半身はしっかり反応していた。
「はぁ」
「こういうわけだから。お前には報告しとくな」
「……じゃあ千石さんと矢嶋組んだ方が…」
「俺は今、無能な新人しごき中だからできないんだよな」
今年のはマジ無能すぎる。
よくうちに入れたよな。
「じゃあ今から飯行くか?」
「え?」
「時間的には丁度いいですし。あ、矢嶋。このあとクライアントが一時に来るらしいから」
「わかりました」
そして。
俺はまた矢嶋にキスをした。
「んっ千石さんっ」
「お前、マジ可愛すぎ」
矢嶋にキスしながら前に触れた。
「!?ちょっどこ触って!」
「さっきからここ感じてただろう?」
僅かに反応していた矢嶋のを軽く揉む。
顔を真っ赤にしていた。
「千石さんっやっ」
俺は矢嶋をイかせてやりたくなった。
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