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弟の悦び6

「辰之、なんて顔してんだ……」 「あ、兄貴……?」  俺の精液でべっとりと汚れた弟の顔は、目がとろけ、唇を半開きにして息を荒げていた。完全に物欲しそうな、牝のような表情だ。 「物欲しそうな顔しやがって。ナカに出してほしかったんだろ?」  言った途端、辰之は俺の太ももにぎゅっと縋りつき、熱い吐息を吐いた。 「兄貴の、こんなに太くて硬いの……欲しくなるに決まってるでしょ。僕だって……気持ちよくなりたい……」 「なに言ってんだ。お前、好きでもないヤツとそんなことやるわけないだろ」  俺は冷たく言い放ち、縋りつく両腕を手荒く振りほどいた。そしてそのまま弟の胸を押し倒し、保健室の床に強引に仰向けにさせた。 「俺のが欲しけりゃ、ちゃんと奉仕してから頭を下げて『お願いします』って言ってみろ。気が向いたら、相手をしてやるよ」  無様に横たわる辰之の下半身を、俺は容赦なく足で踏みつけた。すでに硬く勃起して先走りで濡れた肉棒と玉袋を、足裏でぐりぐりと押し潰す。 「いっ……! いたぁっ!」  辰之が悲鳴を上げたが、俺はさらに荷重をかけ、足の裏をゆっくり左右に擦り回した。敏感な亀頭が足の裏で潰され、尿道口から我慢汁がにじみ出るのがはっきりと感じられる。 「痛っ……はぁっ、兄貴……っ!」  痛がっているはずなのに、弟は震える両手で俺の足首にすがりつきながら、小刻みに腰を上下させて足裏に自ら擦りつけてくる。口の端からはよだれを垂らし、目が完全に蕩けていた。 「お前、こんなことされて感じてるのかよ。この変態……!」  吐き捨てるように言って、さらに体重をかけ、肉棒を足でぐちゃぐちゃに踏み潰した。辰之の腰がびくびくと痙攣し、苦痛と快感が入り混じった喘ぎが漏れる。  その淫らな姿に苛立ちながらも、俺は脇腹を思い切り蹴り上げた。 「ぐっ……!」  弟はくの字に身体を折り曲げ、痛みに耐えている。俺は素早く下着と制服を身につけ、乱れた息を整えた。 (苦痛を与えたはずなのに……なぜか悦ばせてしまっている。これじゃ嫌われるどころか、ますます興奮させてしまうじゃないか……) 「兄貴……もうおしまいなの?」  脇腹を押さえながら上半身を起こした辰之の顔は、まだ俺の精液とよだれで汚れたままだった。それをわざと拭かずに俺を見つめる姿に、背筋がぞわっとした。 「辰之とはしないって言っただろ。しつこいな!」  俺はカバンを乱暴に掴み、弟から逃げるように保健室を後にした。 廊下を歩きながら、俺は必死に次の策を考えていた。  これだけ屈辱を与えてもまだ懲りないなら……俺よりも狡猾で、辰之を手篭めにできる知人に協力をお願いするしかない。 (……本当に、ここまでするか)  胸の奥で罪悪感がちらついたが、すぐに振り払った。この歪んだ関係を断ち切るためなら、どんな汚い手段でも使ってやる。

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