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兄貴の困惑8
「んんっ…っぁ! や…め…っんん……ぁ」
「やめてじゃない、もっとだろ?」
割れ目を弄っている指先が、尻穴をコアに刺激する。ただでさえ疼いているところをぐりぐりされると、ほしくて堪らなくなった。
「時間っ…ないのに、そんなこと…い、ぃうわけないでしょ」
しかしながら、ほしがっているのを悟られるわけにはいかない。今こういうことをされているのは、他人の手を借りたオナニーだと思い込んだ。僕が心の底から欲して止まないのは、兄貴だけなのだから。
「そうだ、いいこと思いついた。俺が来る前に辰之くんが授業中にトイレに行って、解しておけよ。そしたらすぐに挿れられる!」
(冗談じゃない。他人のを受け挿れるために自ら解すなんて、やってられるか。どうやって卑猥なお願いを、うまく回避できるだろうか)
「若林先輩っ、バイブとソレのどちらかを選んでくださぃっ…んあっ!」
さらなる快感を求め、腰が勝手に上下に揺れてしまった。このまま気持ちよさに身をまかせたいというのに、無理難題を思いつく若林先輩のせいで、思うように集中できない。
「え~っ、究極の選択じゃないか。困ったな……」
「あっあっあっ…んっ…は…ぁっ……!」
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