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第四章・3話
「さっきの話だけど」
「え?」
「性欲処理の話。一回5千円払えるなら、やってもいいよ」
「マジ!?」
「その気があるなら、放課後に旧視聴覚室に来てよ」
そして、そいつは本当にやって来た。
手に、5千円札を握りしめて。
「夏目の肌、すべすべ。気持ちイイなぁ♡」
「ちょ、やめ! 乳首、舐めないで!」
気持ち悪い。
吐きそう。
「ね、やっぱ、やめる! 放して!」
「何だよぉ、今さら。5千円、渡したろ?」
なぜ学校にそんなものを持って来ているのか、男子生徒はローションを手早く用意した。
そして、あらわな都の後膣に、ぎちぎちとハメてきた。
「うぁ! あぁん! 痛ッ! や、め……ッ!」
「すっげぇ締め付け。ヤバい、すぐイッちゃいそうだ」
無理やり奥まで挿れてしまうと、その後は獣のように都を貪った。
その蹂躙に、都は歯を食いしばって耐えた。
「っく、うう! はッ、くぅう、うぅう!」
「あ、出るッ! なぁ、夏目。中出ししていい?」
いやだ、というのは簡単だった。
だが、都はこの先のことを考えていた。
(僕は、ビジネスで身体を売ったんだ。弱味を見せちゃ、ダメだ!)
「な、中出しなら、プラス2千円!」
「ちゃっかりしてるなぁ。いいぜ、2千円上乗せ!」
すぐに、生温かい精が都の体内に注がれた。
「う、ぐぅーッ!」
全て出し尽くしてしまうまで肌を擦り付けて来る男子生徒は、都にとってはただの7千円にしか見えなかった。
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