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髪を乾かした?

「てか……」  確認の意味も込めて、胸の奥深くを慎重に探ったアスカだが、すっきりとして、やはり女を感じないままだった。つまりアスカには体の疲れだけがあるということになる。となれば、するべきことはただ一つ、着替えの下着とよれよれスウェットを用意し、のんびりと湯船に浸かることだとわかる。そしてふやけるまでぬくまり、こう満足げに喉を鳴らすのだ。 「うぅぅん」  風呂となると、いつも精霊達が裸を目当てに寄り集まって来る。水の精霊にしても、気分が乗ると面白がってアスカをからかうが、どちらも今日はおとなしくしてくれていた。気配さえ感じさせないでいる。アスカは久し振りにまったりと、風呂を楽しめたのが嬉しくてならなかった。目くるめく愛欲のもふもふした炎にも弾みが付きそうだ。その思いが言葉になって出た。 「たまんねぇな」  まさにルンルンした調子で体を拭き、下着とスウェットを身に着け、鼻歌まじりにドライヤーで髪を乾かした。

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