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第41話
ルイ視点
「おっまえ!」
反感を買った僕は奴に頬を殴られる。
「うあ゛!」
口から血の味がした。
「かっ、、あ゛」
口を切って、顎が外れて、もう声は出ない。
けど、
今ので届いたはず。
気が済まないのか奴はまた僕を殴ってくる。
「うっ、!!」
次は右頬。
痛い。
また血の味が広がる。
小野が殴られてないのをみて少しホッとする。
「騒いでんじゃねーよ!」
押し倒され砂場に落ちる。砂が目に入って視界がぼやける。
その中でやっと砂場を走る音が近づいてきた。
遅いよ。
ドカッと鈍い音が聞こえ、目の前の影がなくなる。
「おい!お前ら!」
「ルイくん!大丈夫?」
視界が少し開ける。
そこにいたのは葵先輩と金沢先生だった。
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