160 / 173

ベッドを買おう 7※

   ベッドに寝かせ、結城の服を脱がしていく。  床に散らばっている服はどれが誰のものかわからなくなっていた。  「ふふ…ちゅー」  Tシャツを脱いで顔を出すと、抱きついてキスを強請ってくる。  それを受け止めていると、舌も腕もさらに絡められる。  ベッドに転がっているローションを手に出し、グチュグチュと音を出しながら馴染ませる。  キスを続けながら手探りで指を入れていく。  するとすんなりと受け入れられた。  「へへ、」  「りん?」  「新しいベッドくるんだから、エッチするに決まってるじゃん」  「変態」  「そっちこそ」  そんなやりとりとしていると後ろから抱きしめられる。  「けえ、た」  「はいはい」  ルイに軽くキスをして、結城の横に寝かせる。  「なんで、名前で、呼んでるの?」  一瞬なんのことかわからなかったが、結城のことを見ていて理解した。  「これは2人の秘密」  そういうと少し拗ねた顔をし、反面、結城は照れた顔をする。  「ルイは待ってて」

ともだちにシェアしよう!