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♢
「ンな唆るカオするなよ。」
向けられた尻たぶをぎゅっと揉んでやると、
応じて伸ばされた小さい穴がひくりと震える。
ガキらしく柔らかい身体だな、とどうでもいい感想を抱きながら、見合わない大人の玩具に手をかけた。
「ッ、!…っ…、ッぁ…ッ、」
「しっぽ抜かれんの気持ちいいか?」
「っ…ッ、…っン、…っ、ンぅ…ッ!」
玩具を締め付ける尻穴が、捲れて吸い付く。
あえてゆっくり引き抜いてやると全身を粟立たせ、シーツに顔を押し付けながら、淡い快楽に気持ちよさそうに何度も身体を震わせる。
そんな様子を見て
このまま抜いてやろうと思っていたが、やめた。
「これ、自分で出せよ。」
「…ッひ、ァ…!?、」
ほとんど抜けていた玩具を押し戻してやると
ただ快楽を甘受し緩みきっていた内壁は
一気に最奥まで、無防備に玩具を受け容れる。
逆流する玩具に抉られ軽く達したらしい犬は蕩けた声を漏らしながら、ガクガクと痙攣するばかりで。
「…聞こえなかったか? 」
「っ…ぅ、ぁ…っ、わ"ぅ、ン…っ!」
少し声色を変えると肩をビクつかせた犬は、
上擦ったままの声を絞り出し、震える身体を動かした。
ひ、ひ、と余韻でぐずぐずになったままベッドヘッドに凭れ上体を支えると腰を上げ、膝立ちにした不安定な足は開脚し、左右に広げる。
しなやかに反る突き出された細い腰は、玩具を出そうと力むたび襲う快楽にカクカクと揺れ。
触れてもいないのに前は快楽を拾い、とろとろに蜜を溢れさせていた。
「っ…ひ、ぅ……ふッ、…ン、ぅぅ…っ、」
排泄のような行為への羞恥か声を抑え、耳どころかうなじまで真っ赤にさせ、泣きながらも懸命に小さな身体を震わせ、命令に従い続ける。
「…っ…、ン、ぅ、…っ、ぅ、ンン…ッ、!」
やがて長い玩具の全部が小さい身体から現れ
ぷちゅ、と水音を立て、穴から抜け落ちた。
「…っ…、ぁ…、ッ……ふぁ…っ…、」
長時間圧迫されていた物からやっと解放された犬は
そのままの姿勢で、ぴくぴくと余韻に震える。
尻穴は覚えたばかりの玩具の形に拡げられ、
ちいさく口を開けたまま真っ赤な内壁を晒し、
誘うように収縮を続けていた。
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